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ISO 9001改訂最新情報:発行日が確定

ISO 9001:2026の発行日が確定しました。改訂版は2026年9月16日に発行される予定です。

この日程は、2023年に開始された改訂プロセスの最終承認段階となる最終国際規格案(FDIS)の投票完了を受けて確定したもので、認証取得組織にとって、移行計画を具体的に進めるための明確な基準点となります。

ISO 9001:2015の認証を取得している多くの組織にとって、新版の発行は正式な移行期間の開始を意味します。今後、認証取得組織が検討すべきなのは「移行するかどうか」ではなく、「いつ移行するか」です。

主な変更点を改めて確認

今回の改訂は、ISO 9001:2015を基盤とした重点的な進化と位置付けられています。プロセスアプローチ、Plan-Do-Check-Act(PDCA)サイクル、リスクに基づく考え方は、引き続き規格の中核となります。主な変更点は以下のとおりです。

  • 品質文化と倫理的行動 - 要求事項に組み込まれ、特にリーダーシップ、認識、プロセスの運用環境との関連が重視されます
  • リスクと機会の分離 - リスクと機会がより明確に区別され、それぞれを決定し、対応するための要求事項が個別に示されます
  • 変更管理の強化 - 品質マネジメントシステムの変更について、計画、コミュニケーション、監視、レビューに関する要求事項が強化されます
  • 用語及び定義 - ISO 9000をもとに、QMSに関する主要な用語の一部が規格内に直接盛り込まれます
  • 附属書Aの拡充 - 新たな要求事項を追加することなく、要求事項の構成、用語、意図についての参考情報が拡充されます

変更点の詳細については、ギャップ分析チェックリストをダウンロードしてご確認ください。

発行後の流れ

ISO 9001:2026が発行されると、同規格がISO 9001の最新版となり、移行期間が開始されます。近年のISOマネジメントシステム規格の改訂と同様に、3年間の移行期間が設けられることが見込まれており、その場合、組織は2029年9月頃までに移行を完了することになります。正式な移行措置については、規格の発行時またはその前後に、国際認定フォーラム(IAF)および認定機関から発表される予定です。

移行期間中もISO 9001:2015の認証は有効であるため、組織は自社の状況に応じて移行時期を選択できます。今後予定されているサーベイランス審査や再認証審査に合わせて移行する組織もあれば、早期の移行を選択する組織もあるでしょう。

早期移行にはさまざまなメリットがあります。新版への認証をいち早く取得することで、品質文化やリーダーシップを重視する姿勢を、顧客、規制当局、サプライチェーンのパートナーに明確に示すことができます。また、移行期限が迫ってから対応するのではなく、自社のスケジュールに合わせて新しい要求事項への対応を進めることができます。

今から取り組むべきこと

ISO 9001:2026の技術的内容はすでに確定しており、現在から発行までの間に変更されることはありません。そのため、最終国際規格案(FDIS)に基づいて今から準備を始めても、規格発行後もその取り組みを活かすことができます。LRQAでは、以下の準備をお勧めします。

  • 変更点への理解を深める - ギャップ分析チェックリストをダウンロードし、現在の品質マネジメントシステムが新しい要求事項にすでに対応している領域と、更新が必要となる領域を確認します
  • 経営層・リーダーシップチームと情報を共有する - 品質文化と倫理的行動が重視されることから、今回の移行は品質部門だけで取り組むものではありません
  • 移行時期を検討する - 早期に移行するか、予定されている審査に合わせるかなど、自社に適したタイミングについてLRQAの担当者にご相談ください
  • 人材の知識・力量を高める - ISO 9001:2026研修コースでは、今回の変更点について詳しく解説します

LRQAでは、ISO 9001:2026の発行日に、正式に発表される移行措置を含む最新のガイダンスを公開する予定です。

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