
Our Planet, Our Plan
LRQAのサステナビリティ戦略は、社員、顧客、サプライヤー、地域社会、そして地球に対して、前向きな影響をもたらすことを目的としています。
重点取り組み
企業の健全性
企業の健全性は、LRQAの企業文化と顧客との関係の基盤です。LRQAは、贈収賄や不正行為を防ぐ強固な仕組みに支えられながら、倫理的な行動、透明性、説明責任を徹底することに取り組んでいます。懸念事項を安心して提起できる環境を整え、すべての階層で「正しい行動」を取ることを当然のこととしています。
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人が活きる職場の取り組み
LRQAの成功を支えているのは社員です。そのため、社員体験を重視する取り組みを通じて、すべての人が成長し、能力を発揮し、意義ある貢献ができる職場環境の実現に力を注いでいます。
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責任ある調達と人権への取り組み
LRQAの取り組みは、グローバルなバリューチェーン全体で人々の生活を直接向上させ、事業を展開する地域社会に前向きな社会的影響をもたらしています。これにより、労働者にとってより良い結果を実現し、世界中で倫理的な労働慣行を強化しています。
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気候変動への取り組み
LRQAは、お客様と連携し、エネルギー転換を進めながらネットゼロの達成を目指しています。外部における持続可能な取り組みを支援するだけでなく、LRQA自身の環境負荷を削減するために積極的な対策を講じ、2040年までにネットゼロを達成することを約束しています。
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LRQAにおけるサステナビリティガバナンス
LRQAのサステナビリティガバナンスは、明確な責任と説明責任の仕組みに基づいて構築されており、個々の担当者から取締役会レベルの監督まで広がっています。
取締役会レベルでの監督
LRQAの最高経営責任者(CEO)と取締役会は、企業のサステナビリティパフォーマンスに対する正式な監督責任を担い、Our Planet, Our Planと呼ばれるサステナビリティ戦略が適切に統治・実施されることを確保しています。このリーダー層は、戦略の承認、進捗の監視・評価を行い、四半期ごとのレビューやサステナビリティ進捗報告書の確認を実施します。さらに、取締役会は年に一度、サステナビリティチームとの会議を開き、包括的な進捗確認と今後の優先事項の評価を行っています。
エグゼクティブ・リーダーシップチーム
エグゼクティブ・リーダーシップチーム(ELT)は、経営レベルでのサステナビリティに関する統括委員会として機能し、Our Planet, Our Planに沿った戦略的意思決定の審査と承認を積極的に監督しています。ELT内では、エグゼクティブ・スポンサーがサステナビリティ推進の主要な責任を担い、企業全体の目標との整合性を確保しています。
サステナビリティチーム
LRQAの専任サステナビリティチームは、Our Planet, Our Planの実行を主導し、事業全体でサステナビリティを日々の業務や戦略的意思決定に組み込む役割を担っています。
サステナビリティ・リーダーシップチーム
サステナビリティ・リーダーシップチーム(SLT)は、LRQAの事業全体から選ばれたグローバル責任者で構成され、サステナビリティを事業戦略に組み込み、社内外の利害関係者との効果的な連携を確保しています。サステナビリティチームは、SLTとの協働を促進し、組織全体でサステナビリティ施策の実行を推進しています。
サステナビリティ・アンバサダー
サステナビリティ・アンバサダーは、Our Planet, Our Planの推進に強い情熱を持つ社員による自主的なネットワークです。各アンバサダーは、所属するチームや事業部門で環境・社会への影響を高める取り組みを実践し、サステナビリティの推進役として活動しています。

ダブルマテリアリティ評価について
2024年、LRQAはダブルマテリアリティ評価(DMA)を実施し、重要なテーマを特定しました。これは、LRQAの事業活動が最も大きな影響を与えるESG課題と、事業にとって最大のリスクや機会をもたらす要素を明らかにするためのものです。評価は、サステナビリティチームとESGコンサルティング部門の社内専門家が主導し、60名以上の社内外の関係者が参加しました。こうした知見をもとに、「Our Planet, Our Plan」を進化させ、最も重要な領域で成果を生み出しています。
この取り組みは、4つのステップで進めました。
バリューチェーンとESG課題の把握
利害関係者とバリューチェーンを整理し、ESRSやSASB基準などに基づいて、関連性の高いサステナビリティテーマを抽出します。
ステップ1
インパクト・マテリアリティの分析
環境、経済、人々への影響に基づいてテーマを分析し、専門家の知見と利害関係者との対話を活用します。
ステップ2
ファイナンシャル・マテリアリティの分析
LRQAにとってのリスクと機会に基づいてテーマを分析し、主要な社内関係者からの意見を反映します。
ステップ3
重要テーマの確認と提示
マテリアリティマトリックスの結果を統合し、一定の基準を超える項目を重要テーマとして特定します。最終的な重要テーマは、経営幹部チーム(ELT)と取締役会によって承認されます。
ステップ4
重要テーマ
DMAによって明らかになった重要テーマは、LRQAのサステナビリティ戦略を直接形成しました。事業領域とお客様の業種が幅広いため、LRQAでは10の重要テーマと25の重要なサブテーマを設定しており、これらはマテリアリティマトリックスに示されています。

重要テーマとサブテーマは以下の表にまとめています
表はこちらをご覧ください
| Pillar | Code | Topic | Sup-topics |
| 環境 | E1 | 気候変動 |
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| E2 | 汚染 |
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| E4 | 生物多様性と生態系 |
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| E5 | サーキュラーエコノミー |
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| Social | S1 | 自社の従業員 |
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| S2 | バリューチェーン上の労働者 |
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| S3 | 影響を受ける地域社会 |
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| S4 | 消費者とエンドユーザー |
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| Sx¹ | プライバシーとサイバーセキュリティ |
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| Governance | G1 | ビジネス慣行 |
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¹このサブテーマはESRSには含まれておらず、独自に開示項目として追加しました。

事業活動へのESGの統合
LRQAは国連グローバル・コンパクト(UNGC)の参加企業であり、責任ある事業運営に向けた原則に基づくアプローチを採用しています。LRQAは、UNGCの10原則を「Our Planet, Our Plan」を形成する優先事項に組み込み、それぞれの優先事項が持続可能な開発目標(SDGs)に貢献するよう取り組んでいます。
サステナビリティ進捗報告書 2024年版
2024レポート
このレポートでは、ダブルマテリアリティ評価の結果、サステナビリティに関する優先事項の進化、そしてサステナビリティ目標に向けた継続的な進捗を共有します。
詳細を確認するサステナビリティ進捗報告書 2023年版
2023レポート
LRQAサステナビリティ進捗報告書 2023年版では、サステナビリティガバナンスのモデルを紹介し、主要なパフォーマンス指標に基づく報告などを掲載しています。
詳細を確認するポリシー
Policies
「正しいことを行う」という考え方は、LRQAの企業理念と提供するサービスの根幹にあります。社内外での対話を進めるうえで、「正しいことを行う」とは何を意味するのかを共通理解することが重要です。
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