検索型エージェントAIサービスの開発・提供に関わるAIマネジメントシステムが、国際規格の要求事項に適合していることを確認
LRQAは、NAVERの検索型エージェントAIサービス「AIタブ」に関わるAIマネジメントシステムに対し、ISO/IEC 42001:2023認証を授与しました。
11月2日には、韓国・京畿道城南市のNAVER 1784にて認証授与式が行われ、NAVERの最高リスク管理責任者(CRO)であるユ・ボンソク氏、LRQAのアジア太平洋地域担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるFotis Kampourisをはじめ、両社の関係者が出席しました。

[写真:認証授与式で記念撮影を行うNAVERの最高リスク管理責任者(CRO)ユ・ボンソク氏(左)と、LRQAのアジア太平洋地域担当エグゼクティブ・バイスプレジデント Fotis Kampouris(右)]
責任あるAIの運用を支える国際規格、ISO/IEC 42001
ISO/IEC 42001は、組織がAI技術の開発や活用に伴うリスクを体系的に特定し、管理するためのAIマネジメントシステムに関する国際規格です。AIガバナンスを組織の方針や業務プロセスに組み込み、AIシステムのライフサイクル全体を通じて、責任ある管理と継続的な改善を実現するための要求事項を定めています。
近年、AI技術は情報の生成や分析にとどまらず、利用者の意図を理解し、実際にタスクを実行するエージェントAIへと進化しています。こうした変化に伴い、AIシステムの開発から運用まで、一貫してリスクを管理する組織的な仕組みがますます重要になっています。
また、EU AI Act(EU AI法)をはじめとする世界各国・地域の規制環境の変化により、企業に求められるAIガバナンスの要件も具体化しています。こうした中、国際規格に基づき、マネジメントシステムの適合性について独立した第三者による審査を受けることの重要性も高まっています。
NAVER「AIタブ」のAIマネジメントシステムが国際規格に適合していることを確認
今回の認証は、NAVERの「AIタブ」におけるAIモデルの開発およびサービス提供に関わるAIマネジメントシステムを対象としています。LRQAは、独立した第三者の立場から審査を実施し、同マネジメントシステムがISO/IEC 42001の要求事項に適合していることを確認した上で、認証を授与しました。
LRQAのアジア太平洋地域担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるFotis Kampourisは、次のように述べています。
「AIは今や、情報を生成するツールの枠を超え、自ら判断し、タスクを実行する段階へと進化しています。特に、多くの人が日常的に利用する検索サービスにAIが導入される中、技術的な性能だけでなく、利用者への影響や関連するリスクを体系的に管理することが重要です。
今回の認証は、NAVERが『AIタブ』の開発およびサービス提供において運用するAIマネジメントシステムについて、国際規格への適合性が独立した第三者審査によって確認された点に意義があります。AI技術が急速に進化する中、国際規格と客観的な検証は、企業が責任あるAIの運用体制を構築し、信頼を高めていく上で重要な役割を果たすでしょう。」