LRQAサステナビリティ・リーダーシップ・シリーズ: リーディング・ルーム

Jeannie Ivanov, LRQAマーケティング・ディレクター

COP28が目前に迫り、UAEが初めてイベントを主催することが世界的に注目され、カーボンディスクロージャーやその他のESGに関する法整備が世界中で進み、LRQAはドバイでサステナビリティに関するクライアントイベントを開催します。ここでは、真の社会的・地政学的変化を身近に感じることができます。

対面でのコミュニケーションが重要

LRQAは、ドバイでLRQAサステナビリティ・リーダーシップ・シリーズのイベントを開催し、世界中のクライアントに、サステナビリティに関する課題の進化に役立つ先進的な洞察とソリューションを提供しました。また、お客様からビジネスの課題や機会についてお話を伺うことも重要な目的でした。

その目標は確実に達成されました。私たちは、ESG（環境・社会・ガバナンス）規制の状況が変化し、強化されていること、企業に対する期待が公式化され、行動の欠如にペナルティが課せられていることを知っています。また、LRQAのお客様は単に規制を遵守する方法を探しているのではなく、ESGのベストプラクティスを率先して実践したいと考えており、それが将来の成長を確保する方法であることを知っていることが判明しました。

成長とリスクマネジメントの間には相乗効果があり、収益と強固なサステナビリティ戦略の間には相乗効果があるという先進的な見解は、非常にポジティブなものでした。特に、COP28が同じ地域、同じ月に開催されたこと（UAEがグローバルESGプレーヤーとして、また前向きな変化をもたらす力として、新たな節目を迎えたこと）により、気候変動リスクへの取り組みからチャンスをつかむことができるということが、しっかりと理解されていました。

私たち全員がリスクの新時代に突入

この日の私の個人的な優先事項は、カーボンディスクロージャーとサプライチェーンの透明性に対する期待の高まりに対応するために、お客様がLRQAに何を求めているかを理解することでした。法律、消費者、投資家のいずれからの圧力であれ、私たちはまったく新しいリスクの時代を迎えています。LRQAは以前からこのメッセージを伝えたいと考えており、事業ポートフォリオを再編し、ESG事業やサイバーセキュリティ事業を買収して、この新しい状況に対応してきました。しかし、アラブ首長国連邦のお客様は、何が必要なのか一致しているのでしょうか？

一言で言えば、その通りでした。その背景には、Scope 3温室効果ガス排出量などの今後の規制もありますが、この地域の新世代の消費者が購入する商品の原産地、つまり責任ある調達に関心を寄せていることもあります。変化の原動力となるのは、やはり人です。私たちのクライアントがチームを大切にし、顧客だけでなく従業員のリスクも最小限に抑えるビジネスを構築しようとしていることは明らかです。

多様な側面を持つESG

多くの組織にとって、新たな規制が目前に迫っているため、コンプライアンスがスタート地点であることは明らかですが、私たちのお客様の多くにとって、最終目標はそれよりもはるかに高い意欲に満ちています。ESG戦略について議論する際に、参加者の知識や 取り組みのレベルの高さを目の当たりにし、個人的には心強かったのですが、ESGは非常に多面的であり、安全衛生から炭素開示、強制労働やその他の倫理的問題に至るまで、議題の幅広さに圧倒されかねないという率直な理解もありました。

LRQAのサービス・ロードマップの策定に役立つ充実した議論と討論が行われ、お客様がより持続可能なオペレーション・モデルと戦略を構築するために役立つ多くの実用的な洞察を持ち帰られることを期待しています。

COP28に向けた楽観論と野心

UAEは楽観的で野心的な国です。この地域のお客様は、世界で最も重要な環境討論会の開催を控え、世界の視線やそれに伴う厳しい監視の目さえも歓迎しているようで、変化を現実のものとする役割をさらに強固なものにしています。

何よりも、LRQAのリーダーシップ・シリーズ・イベントの結果、この地域のお客様との緊密なパートナーシップが強化されました。ニューヨークでのサステナビリティ・イベントやロンドンでのサイバーセキュリティ・イベントでもそうでしたが、LRQAのリーダーシップ・シリーズは、その場に共通の信頼関係を築くことを目的としています。私たちがより持続可能な地域と世界を築き上げようとするのであれば、それが最も重要なことだと私は確信しています。