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bottles - food fraud

万能の解決策はありません

サプライチェーン保証を専門とする当社は、COVID-19のパンデミックによって企業が大規模かつスピーディーな変化を強いられたことで、いくつかの根深い問題が顕在化するのを目の当たりにしました。

こうした課題をより深く調査するために、LRQAは飲料セクターのシニアエグゼクティブ100名を対象に独自の調査を実施しました。その結果はすべてのセクターに対する注意喚起と呼べるものであり、サプライヤーの信頼危機を招きかねない事象の原因と結果両方に光が当てられるものとなりました。

LRQAの報告書「飲料セクターにおける信頼および供給リスク」に詳述されているように、食品偽装は業界全体でほぼ普遍的なものであることが分かりました。97%もの回答者が過去12か月間にその影響を受けたことがあると報告し、80%が自社の事業にとって食品偽装がますます大きな懸念事項となっていることに同意しています。

飲料メーカー10社のうち9社が、過去12か月間に「重大な」サプライヤーの問題を報告

さらに心配なのは、食品偽装の問題が、問題のごく一部であるように思われる点です。 飲料メーカー10社のうち9社が、過去12か月間に「重大な」サプライヤーの問題を報告しており、こうした要因によって信頼が明らかに損なわれているのです。サプライヤーが食品安全規格を満たしていると「強く確信している」と答えたのは回答者のわずか5分の1(22%)だった一方で、70%が過去12か月間にサプライヤーのうち少なくとも1社の変更を余儀なくされたことを認めました。

しかしこの報告書には、信頼を取り戻すために飲料メーカーが注力すべき点が明確に示されています。認められた世界食品安全イニシアチブ(Global Food Safety Initiative、GFSI)のベンチマーク規格に照らしてサプライヤーのチェックが行われていることを認めたのは、回答者のわずか32%でした。ほぼ5社に1社(19%)が、調達先の決定の一環として食品安全チェックを行っていないこと、または規制要件を満たしていれば十分だと考えていることを認めました。

規格についてもっと注意を払う必要があるのでしょうか?答えは明らかにイエスであり、GFSIベンチマーク規格に対する認証を支持することが確かな第一歩となります。 しかし食品偽装が日常的に存在している証拠があるため、この報告書ではメーカーがリスクマネジメントに対してはるかに柔軟なアプローチを取る必要性が示されていると言えます。 食品偽装は、食品・飲料メーカーのリスク環境がいかに複雑かつダイナミックになったかを示す一例に過ぎません。こうしたリスクの管理に関しては、もとよりすべてのサプライヤーが均質なわけではないため、よりカスタマイズされたアプローチが求められます。

 

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