概要
ISO/IEC 42001は、人工知能マネジメントシステム(AIMS)に関する初の国際規格であり、組織がAIを責任ある形で、倫理的かつ透明性をもって管理するための体系的な枠組みを提供します。高度なモデル開発に限らず、ChatGPT や Copilot といった日常的なツールの利用が広がる中、AIガバナンスを評価できる有資格の審査員に対する需要は急速に高まっています。
ISO/IEC 42001 主任審査員コースは、審査経験を有する方を対象に、AIMS審査を計画し、実施し、主導するために必要な実践的な知識とスキルを体系的に提供します。5日間の集中コースとして構成されており、AIガバナンスに関わる管理策の評価、ISO/IEC 42001要求事項の解釈、AIに関する管理策の評価を行い、一次・二次・三者審査を実施できる能力を身につけることを目的としています。
研修の対象者
本コースは、人工知能マネジメントシステム(AIMS)の審査、評価、または監督に責任を負う専門家で、ISO/IEC 42001審査を実施・主導するための能力が求められる方を対象としています。AIガバナンス、ライフサイクルにおける管理策、ならびに規格への適合性を検証するための審査手法について、包括的な理解が必要な方に適しています。
研修で学べる事
コース修了時には、以下の実践的なスキルと知識を習得できます。
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世界初のAIマネジメントシステム規格を審査するための能力を身につける
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AIMSのライフサイクル全体を対象とした審査を主導できるようになる
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実際の審査場面において、AIガバナンス管理策をどのように評価するかを理解する
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AIに関する管理策と、その実務での実装について理解を深める
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組織全体における責任あるAIの実践状況を評価する視点を身につける
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実践的な演習を通じて、審査の実務経験を積む
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AI分野における審査報告書の作成および不適合記述のスキルを強化する
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段階的に理解を深める構成に基づいた、体系的な学習を行う
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急速に拡大する新たな審査分野における専門性を確立する
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AIMS審査を独立して一通り実施できる実践力を身につける
事前準備に関して
本コースの受講にあたり、事前学習(プレコースワーク)の修了が必要です。本コースは、すでに審査員研修を受講していることを前提としており、審査の基礎的な考え方について理解していることが求められます。
本コースでは、ISO/IEC 42001に特化した内容を扱いますが、コース冒頭では一般的な審査活動についての簡単な確認も行います。受講前に、以下の知識を有していることが望まれます。
- PDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルへの理解
- AIMSの目的および導入の利点に関する理解
- リスクアセスメント、リスク管理、影響評価、法令要件遵守を含むAIMS運用に関する基礎知識
- AIMSに関連する一般的な国内外の法令・規制に関する認識
- ISO 42001およびISO 22989で定義されているAIMS用語への理解
- ISO 42001の要求事項に関する理解(LRQAの「ISO 42001 入門」または「内部審査員コース」を通じて習得)
研修に含まれているもの
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事前学習用教材(プレコースワーク)
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理解度を確認するための対話型クイズおよびテスト
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審査で使用できる各種テンプレート
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ISO 42001要求事項への理解を確認するための正式な試験
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コース修了要件を満たした場合の修了証(または受講証)
研修の期間
5日間(40時間)
ビジネス アシュアランス 教育研修
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