労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格である ISO 45001 が発行されてから 4年が経過し、労働安全衛生（OHS）を取り巻く環境が大きく変化した分野がいくつかあります。
労働安全衛生パフォーマンスのマネジメントに関するガイダンス規格を策定するためのワーキンググループがあり、2024 年に発行予定の ISO 45004 がその初期段階にあります。この分野は、多くの組織にとって、今までも、そして今後も重要な課題であり続けます。
主な内容：
- 安全から健康・安全への転換
- 心理的な健康、安全、ウェルビーイング
- 職場の境界線
- サプライチェーンにおける責任
- 正確なパフォーマンスの可視化
“もちろん、健康と安全という 2つの異なる言葉があることは、この 2つの事柄が異なるものであり、全く異なる特性を持つことを思い出させるのに有効であるとも思っています。安全上の事故は即座に発生し、目に見えることが多いのですが、健康への影響はゆっくりと、時には長い時間をかけて進行することがあります。”
マーティン・コッタム
ISO労働安全衛生マネジメント技術委員会委員長
