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LRQA、PRIと共同でサプライチェーンのサステナビリティに関する新ガイドを発表

LRQAは、責任投資原則(PRI)チームと協力し、「サプライチェーンにおけるサステナビリティ:プライベートマーケット投資家のためのガイド」を公表しました。

この新しいガイドは、プライベートマーケットの投資家が複雑なグローバルサプライチェーンに潜むサステナビリティリスクを特定・管理するための実践的なツールと知見を提供します。

本ガイドは、ポートフォリオ企業の事業活動を超えて広がるサステナビリティリスクへの対応を求める動きに応えるものです。サプライチェーンは、人権や労働環境、環境への影響、ガバナンスなど、最も重大なESG課題が潜む領域であり、これらのリスクは人や地球に深刻な影響を与えるだけでなく、投資家にとって財務・法務・評判面でのリスクにもなります。

ガイドでは、なぜ強固なサプライチェーン・デューデリジェンスが不可欠であるのかを示し、2つの実践的なフレームワークを提示しています。1つ目は、投資ライフサイクル全体にサステナビリティを組み込むためのフレームワークで、事前審査や契約から、エンゲージメント、モニタリング、エグジットまでをカバーします。

2つ目は、ポートフォリオ企業が人権・環境に関する適切なデューデリジェンス体制を構築するためのものです。特に、サプライチェーンをマッピングして高リスク領域を特定し、信頼できるデータを活用し、サプライヤーとの対話を通じて改善を促す重要性を強調しています。こうした取り組みにより、投資家とポートフォリオ企業はレジリエンスを高め、透明性を強化し、この分野のリーダーとしての地位を確立できます。

PRIとの協働は、サプライチェーン・デューデリジェンス、ESGリスクマネジメント、責任ある調達におけるLRQAの専門性を示すものです。LRQAは、グローバルな産業での長年の経験と、自社のサプライチェーンインテリジェンスソフトウェア「EiQ」を活用し、投資家や企業がサプライチェーンの可視性と説明責任を高める上で直面する課題を熟知しています。

LRQAのシニアアドバイザリーコンサルタント、セリーナ・ラスケは次のように述べています。

「PRIの専門チームと緊密に連携し、このレポートを公表できたことを光栄に思います。このガイドに知見を提供することで、投資コミュニティが規制対応、ステークホルダーの期待への対応、そして持続可能な取り組みを通じた長期的価値の創出をつなげる一助となることを願っています。

『サプライチェーンにおけるサステナビリティ:プライベートマーケット投資家のためのガイド』は、財務パフォーマンスと社会・環境へのポジティブな影響を両立させたい投資家にとって重要なリソースです。LRQAは、その策定に携われたことを誇りに思うとともに、投資家の皆様に本ガイドの提言をぜひご活用いただき、リスクマネジメントを機会に変えていただきたいと考えています。」

 

ガイドの詳細はこちら