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ISO 22000審査 食品安全マネジメントシステム

事例紹介:株式会社 松ちゃん給食

大阪府八尾市で幼稚園・中学校、一般企業向けの弁当・給食を提供している株式会社松ちゃん給食。
2007年にISO 22000の認証を取得後、安全安心な食づくりを徹底し、社団法人日本食品衛生協会より食品衛生優良施設表彰を受けるなど、その取り組みは高い評価を受けている。(取材年月:2012年10月)

衛生管理レベルが、数多くの幼稚園や 中学校から高く評価される

株式会社松ちゃん給食では、衛生管理レベルの向上を目指して、7年ほど前から
地元企業とともに3S活動に取り組み、さらに2007年にはISO 22000の認証を取得した。“掃除のルールを決め、それを実践しているかを記録して、問題があれば報告する”というルールを社員たちに浸透させて意識を改善。また、“菌を処理場に持ち込まない、食器をキレイにする”という意識を徹底させるとともに、ISO22000で求められるサプライチェーン管理にも取り組み、仕入先の監査なども行うなど、衛生管理のレベルを向上した。こうした取り組みにより、長期目標のひとつとしているクレーム削減を達成。さらに、社団法人日本食品衛生協会より食品衛生優良施設の表彰を受けるとともに、幼稚園や中学校からの見学でも高い評価を受け売上げも順調に伸びているという。

地元企業とともに3S活動をスタート

毎日夜中の1〜2時から給食・弁当づくりをスタートさせている同社では、7〜8年ほど前までは今ほど衛生環境は整備されていなかったという。

「厳しい労働環境ということもあり、以前は、社員たちは物を置いたら置きっぱなしという状況で、衛生管理レベルもそれほど高くはなかったです。そこで、7年ほど前から地元企業とともに3S活動をスタートさせました。」

と同社代表取締役社長 小林成禎 氏は語ってくれた。社内の整理整頓を推し進めるとともに、地元企業とともに3S活動について相互監査を行うようになったという。こうした取り組みによって、同社の社員たちの意識に変化が見られ、自発的にごみ拾いをしたり、全員参加でペンキを塗り直すなど、衛生的な職場になっていった。

さらに、同社では2007年、食品安全マネジメントシステム ISO 22000を取得することになった。

子供たちに安全安心の給食を届けるためにISO 22000の取得へ

「その頃、幼稚園や中学校からの受注が増えており、子供たちに何よりも安全安心な給食を提供し、食中毒などがあってはならない、という強い想いを持っていました。また、当社の設備は新しいものではありませんが、“菌を調理場に持ち込まない”“食器を徹底してキレイに洗う”を実現するために最大限の努力をしていました。私たちの取り組みが世間的に見て正しいかどうか、規格を通して評価していただきたいと考え、ISO 22000の審査を受けることにしたのです。審査機関も一番厳しいと聞いたLRQA ジャパンにお願いすることにしました。」

と、小林氏はそのきっかけについて語ってくれた。とはいえ、当時ISO 22000の認証取得企業はそれほど多くなく、社員たちには不安もあったそうだ。同社 総務部 石川 貴子 氏は、次のように語る。

「最初はISO 22000を聞いたこともありませんでしたが、ISO 22000の7割が3S活動だと聞いて、私たちでもクリアできるかもしれないと考えました。LRQAジャパンの審査員からは“建前はいいですから、実際にどうしているかを教えてください”と言ってもらったり、分かりやすい言葉で審査してもらえましたから、モチベーションも高まり有意義な審査になったと思います。例えば、交差汚染を無くすために新しくパーテーションを設置するのではなく、テープで通路を分けてパーテーション代わりにするなど、身の丈に合った最善の努力を認めてもらえたことも、ありがたかったです。」

『株式会社 松ちゃん給食様 事例紹介』
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